札幌 納骨堂 札幌市中央区 貸し会議室 納骨堂/クリプト北光
日本基督教団 札幌北光教会 日曜礼拝 木曜礼拝 牧師/指方信平、指方愛子
>札幌北光教会/トップ >牧師紹介・説教 >からしだね >2025年6月9日
■聖霊降臨日(ペンテコステ)は、「教会の誕生日」「伝道の始まり」として記念されてきました。来週の宣教方針学習会以降、25年度の教会行事が本格的に始まっていきます。聖霊の風に導かれつつ共に取り組んで参りましょう。
■教会創立130周年記念誌発行に向けて、その下準備を色々と進めています。その一つが130年間の教職・役員一覧表です。どのような人々が教会において招聘・選挙され、その働きを担ってきたのか、これまでまとまった資料がありませんでしたので、夜な夜な作業しているところです。そこから沢山の興味深いことが見えてきます。
■これまで牧師は13名(代務を含めると15名)ですが、伝道師は何人いたでしょう。答えは42名です。明治〜大正期(1896〜1923)は、1人を除いて全てが女性なのです(末吉曽代、阿部階、大森光、加藤常、新庄(露無)春枝、堀田十女、土肥せい)。彼女たちの多くは神戸女子神学校(後の聖和大学)の卒業生でした(初代牧師田中兎毛は、札幌組合教会を辞任後、同校教頭に就任)。当時、アメリカンボード派遣の女性宣教師(札幌組合教会にはドーデー宣教師)たちだけでは、特に地方における伝道において人数や言葉に大きな制約があり、また男性が女性に伝道することなどなし得ない難しさの中で、女性伝道者の働きが不可欠とされていたのです。しかし、当時の男性が支配的な社会において、彼女たちは十分な能力と実践的訓練を受けながらも、正規の責任を持つ仕事に与ることは少なく、表面に立つことは控え、脇役に徹することが多かったようです。記録にはあまり残らない彼女たちの北の地での献身と時として忍従というべき働きが教会を基礎づけたことを忘れるわけにいきません。
⇒ 前のページに戻る