札幌 納骨堂 札幌市中央区 貸し会議室 納骨堂/クリプト北光
日本基督教団 札幌北光教会 日曜礼拝 木曜礼拝 牧師/指方信平、指方愛子
>札幌北光教会/トップ >牧師紹介・説教 >からしだね >2024年7月16日
先日、北光教会のオルガニスト会で学習会が開催され、『教会と戦争』(川端純四郎著 新教出版社 2016)をテキストに「オルガニストの心構え」について学び合いました。
オルガニストは、自分が弾ける好みの前奏曲を適当に選んでいるわけではなく、教会暦を踏まえつつ、その日の礼拝で読まれる聖書や讃美歌に基づき選曲しています。説教がキリストの福音を語るように、奏楽者は福音を奏でているのです。テキストの中にこのような一文がありました。「前奏は、単に時間的に礼拝の『前』に奏されるものではありません。それは、礼拝の内実を「前」もって知らせ、奏するのです。礼拝の内実を、あらかじめ提示することによって、会衆が祈りつつ、キリストの出来事を想起する備えをするものです。前奏は、礼拝の主題を前もって提示するのです」。前奏は、礼拝前の出囃子ではなく、そこに既に礼拝に集められたものに対する神のメッセージが始まっているのです。また、後奏は、この世への派遣、神の宣教への参与を促しています。礼拝者である会衆一人ひとりのために毎週入念な準備と奉仕がなされています。「オルガニストの心構え」とは、まずもって「会衆の礼拝への心構え」にかかっています。皆で豊かな札幌北光教会の礼拝というものを形作っていきましょう。
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