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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2023年11月28日


神学部時代に宗教社会学、宗教哲学の講義を担当されていた三宅威仁教授が小説を執筆され、この度Reライフ文学賞・長編部門最優秀賞を受賞されたと知って驚き、早速手に入れて読みました。デカルトやデュルケムに関する講義を難解ながらワクワクして聴いていた時のことを思い出しつつ。教授陣の中でひと際謎めいた方で、「単独者」という表現がぴったりの、それゆえの魅力を醸し出されている方です。意外にもかつては小説家を目指しておられたという教授の作品『八色ヨハネ先生』(文芸社)には、ご自身が長年テーマとしてこられた「神義論」が取り扱われていました。「神がいるならば、なぜこのような不条理・苦悩が生じるのか」。小説は、この“永遠”の問題に対する三宅教授の信仰告白そのものであり、また“遺書”のようにさえ思えました。喪失の苦悩を経て、自己中心性が破壊され、他者のために生きることに本来の自分を見出していく八色先生の姿は、私の中に定着していた三宅教授のイメージを全く新しいものにすると同時に、私自身を新たな生き方へと促すものとなりました。

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