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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2023年8月8日


頂いた夏休みの間に、2年前に召された愛子牧師の祖母の納骨式が旭川で行われました。その後の記念会には生前の交わりを偲んで、沢山の方の鮮やかな思い出の断片が語られました。若き日に患った結核の克服後は、その後の人生を神に献げて伝道と奉仕に邁進しました。その佇まい、言葉、業は「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」(ガラテヤ2:20)「わたしにとって、生きるとはキリスト」(フィリピ1:21)との言葉が体現されているようでした。「信仰の足跡を辿る」とよく申しますが、その意味ではっきりくっきりとその倣うべき跡を一人ひとりの心に残して下さいました。その祖母が世を去り、ひ孫たちがぐんぐんと成長していく様子に、時の経過の速さ、世代の変化を実感しますが、祖母は過去(後ろ)の者となったのではなく、先に在り続けているという感覚があります。

『君たちはどう生きるか』が再び話題となっているこの頃、そこにどこか『大志を抱け』の言葉も響き合い、更に『in Christ(キリストに在りて)』という真実な一点を伝えるべき自分の使命を再確認させられています。

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