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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2022年1月11日


一か月前は、まだ自転車に乗っていたはずなのに。クリスマス前に一挙に雪景色となりました。この厳しい環境に対応して生きていこうとする北海道の人々は本当にたくましいと思います。そのたくましさの源には、一種の諦めもあるのかもしれません。「こればかりは抗うことができない」という諦めは、実は呼吸を整え、必要以上に力まず、目の前の現実を勇気をもって受容していく積極的な力でもあるのではないでしょうか。「諦めが肝心」といいますが、それは己の頑なさを捨ててギブアップ(give up)し、つまり神様に「お手上げ」して生きていく自由をその人にもたらすでしょう。それは神様のまなざしから自他を捉え直し、いまを受け止め直す、人生において必要不可欠な転換だと思います。新年早々、あきらめを勧めるなんて、なんという牧師か、と思わないでくださいね。「あきらめ」は、暗く塞ぎ込み、ひたすら自己嫌悪と自暴自棄に陥ってしまう時ではなく、かえってそこでこそ「あきらか」にされる希望を知り、自他への優しさを抱いて立っていくための始まりです。おそらくそれは独りではできません。そこに教会の務めがあることでしょう。

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