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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2021年10月11日


約100年前のいわゆる「スペイン風邪」流行期の教会の様子を知るため、当時の教会誌「北光」の記事を閲覧しました。1918年(大正7年)12月5日発行の記事に、11月に開催された教会創立22年記念感謝会と会員親睦会の様子が報告されていました。「23日の祭日を期し会堂階下に於て開会 …之より先一般流行感冒猖獗(しょうけつ)を極め幾多の家庭に於いても罹病者多き場合集会如何と気遣われたが、当夜は予想以上多数参会120に達し盛会なりき…第一部 記念式(※創立メンバーによる聖書朗読や祈祷、牧師式辞、信徒感話等)、第二部余興(詩吟・琴・独唱・琵琶・謡曲・鼓・浪花節・南洋の歌・独特の鼻毛捻・当て物競争等)、時の移るを知らず… この間茶菓及び握飯を饗せられ、又問答遊びもあり歓声笑声絶ゆる間なく、或いは抱腹絶倒の巧妙なる余興あり、一堂喚起に満ちて10時半なお多数のプログラムを残して惜しき会を閉じたり」。「鼻毛捻」が非常に気になります(笑)。生き生きとした報告に当時の教会の勢いを感じますが、この後、感染は拡がらなかったかと肝が縮みます。

翌年2月5日発行の教勢報告記事には、「九月初旬海老名弾正氏を聘して前進伝道を挙行し時局問題に関して多大の覚醒を与え秋と共にいよいよ活動を期したりしに、時あたかも世界的流行感冒の襲来ありて各家庭共ほとんど皆その冒す処となり教勢に打撃を蒙りたり」とあります。他の事情も重なり離札した信徒はこの年度だけで40名(一方、入会者は31名)。困難な年度だったことが分かります。

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