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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2021年2月22日


先日、教会員のある方から新約聖書を頂きました。新約聖書といっても、ただものではございません。1883年(明治16年)発行の「新約全書」。1887年に「明治元訳」と呼ばれる新旧約聖書が刊行される以前の、新約のみの合本です。ヘボン、ブラウン、グリーンといった宣教師ら「翻訳委員社中」による邦訳作業の結実として1880年に初刊行されたものの第3版、大変貴重なものです。それは札幌農学校一期・二期生らが札幌基督教会(現・札幌独立教会)を設立した頃であり、組合教会の歴史で言えば、前年に「赤心社」が浦河に入植した頃です(浦河公会が1886年設立 同年、日本組合基督教会結成)。新島襄、内村鑑三、新渡戸稲造、彼らも読んだであろう聖書。以降、大正改訳(1917)、口語訳(1955)、新共同訳(1987)、そして最近の聖書協会共同訳(2018)と約30年おきに新たに翻訳されてきました。そのルーツに触れかなり興奮しました。この興奮を早速、子らに伝えると、「鑑定したらいくら!?」…ガクッ。だが、確かにちょっと興味あり。見学ご希望の方はおっしゃってくださいね。

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