札幌 納骨堂 札幌市中央区 貸し会議室 納骨堂/クリプト北光
日本基督教団 札幌北光教会 日曜礼拝 木曜礼拝 牧師/指方信平、指方愛子
>札幌北光教会/トップ >牧師紹介・説教 >からしだね >2020年4月21日
コロナウィルスは、その形状が王冠(corona=crown)の様であることから名付けられたとのことです。冠というと、わたしたちは主イエスが被せられた「茨の冠」を思い浮かべるでしょう。茨の冠を被せられた主イエスは十字架に死なれました。主が担われたのは、この地に蔓延しすべての民が患っていた罪という名の死に至る病でした。「彼が担ったのは私たちの病、彼が負ったのはわたしたちの痛みであったのに、わたしたちは思っていた。神の手にかかり、打たれたから彼は苦しんでいるのだ、と」(イザヤ書 53:4)
すべてを担い死なれた主イエスの復活、それは私たちの神の前における罪の病の癒しと回復を告げるものでありました。そこで次の御言葉も思い起こされます。
「わたしの魂よ、主をたたえよ。主の御計らいを何一つ忘れてはならない。主はお前の罪をことごとく赦し、病をすべて癒し、命を墓から贖い出してくださる。慈しみと憐れみの冠を授け、長らえる限り良いものに満ち足らせ、鷲のような若さを新たにしてくださる」(詩 103:2〜5)
新型コロナウィルスは、世界中の人々にとってまさしく茨の冠のような痛苦をもたらしています。しかし忘れてはならないのは、私たちがこの人生において、主にあって「慈しみと憐れみの冠」をこそ頂いているということです。日常の活動が制限されるこの時、主の最善・最愛のただ中を生かされてきた(いる)ということを知り、見つめ直す時です。
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