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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2019年12月23日


■先週は、幼稚園でのクリスマス礼拝と、特別養護老人ホームのクリスマス会で、ショートメッセージを語る機会を頂きました。これから人生が始まっていくこどもたち、わたしと同世代の親たち、あるいは人生の喜びも哀しみも経て晩年を過ごしておられる方々。クリスマスが、「民全体に与えられる大きな喜び」としてあることを思いました。

■クリスマスの定番曲「あめにはさかえ」は、讃美歌21で「聞け、天使の歌」(21−262)となりました。「なんかちゃう!」としばらく違和感を持たれた方も多いのでは?でも、歌詞を読み進めていくと、4節に「光をもたらす義の太陽よ♪」とあるのです。「義の太陽」という言葉は、旧約聖書39巻の最後を飾るマラキ書3章に、たった一度だけ出てくる表現です。メシアの到来の希望を、太陽の上昇にたとえて旧約聖書は閉じられるのです。

■今日はクリスマス、そして冬至です(瀬戸内で30年近く過ごした私にとって、北海道の日没の早さというものは驚きでした)。一年で日照時間が最も短い日であり、この日を境に日が長くなっていく。この冬至とキリスト降誕の出来事を結び合わせたからこそ、クリスマスは12月のこの時期に祝われるようになったのでした。人間が闇の中で造り出す義ではなく、民全体に与えられた「義の太陽」キリストによってこそ命照らされて、互いに主の求める平和を造り出していきましょう。

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