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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2017年6月13日


「からしだね一粒の信仰」、それはつまり心からの素朴な信仰です。日々、様々なところに見出される神様の恵みについて、感謝したこと、力づけられたこと、教えられたことを、自由にここに書き綴らせて頂いています。そのからしだねにも、時に「とくだね」があるようです。先週のペンテコステ、Tさんが車椅子で礼拝に出席されました。「おそらく、この場所で共に礼拝を守ることは難しいのではないか」とご家族のお話からも感じておりましたので、非常驚くと共に、Tさんをなお突き動かしている神の力を畏れる思いでした。その日、「イエス・キリストの名によって立ちあがりなさい」との題で説き証しをさせて頂きましたが、もはや蛇足だったかもしれません。Tさんが示されたように、実に礼拝堂に集められている一人ひとりが、その言葉を体現しておられる方々なのですから。私たちが何に拠って生きているのか、そのことを互いに改めて確信できた主日でした。

不思議な風がびゅうびゅうと吹いていた日曜日でした。青年たちによる愛餐会プログラムに教会全体が喜び、おおいに笑ったこと、教会生活から遠ざかってしまっていた方が札幌北光教会の夕礼拝で「力づけられました」と新たに立ちあがられたこと、など。

「金や銀はない」とは、多くの教会の財政状況を思わせますが、何がなくともイエス・キリストの名を刻まれた私たちであるということをこそ力として、教会のくるぶしを強くさせ、聖霊降臨節を歩んで参りましょう。

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