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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2017年1月23日


説教要旨の続きのようになりますが。
説教で「主イエスは、一人ひとりに手を置いた。そして、今日、私たちが、この主の手なのだ。」と語った言葉に押し出され、先週は最近滞っていた訪問を行いました。説教者もまた一人の聴衆です。主イエスの権威ある言葉の前に、自分のありようを問われます。悪霊が「ああ、ナザレのイエス、かまわないでくれ!」ともがいたように、私たちは、主の言葉に対し抵抗・拒絶・回避を試みることが多いものですが、「黙れ」と主に告げられる時、自分が主に用いられる器なのだということを沈黙の内に自覚し直されます。

訪問では、しばらくの語らいの後、祈って失礼します。そこで牧師として、その人の今に適した慰め深い言葉を掛けてあげられるわけではありません。むしろ普段、いかに自分が一人ひとりの現実を知らず、「牧会」できていない者であるかを痛感する時でもあります。

けれども、訪問後、不思議と、感謝や喜びの気持ちに満たされています。貧しい言葉でも、その人のために、その方と共に、祈れたことに主の共在を確信できるからです。接待ご無用、主のご入用、お声掛けください。

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