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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2016年1月18日


17日 ほぼ人生初のスキーをしてきました。「してきた」と言えば随分恰好いいのですが、実際はひたすら「ハ」の字の練習。板をハの字にすれば止まれるというのに、どうも「リ」とか「い」の字に歪んでいるのか、全然止まれません。仕舞いには「二」の字になって転倒という有様。その横を嘲笑うかのように、三男を抱えた愛子牧師が笑顔でスーっと滑っていくのです。心は、傷ついた葦の様、くすぶる灯心の様です。

それにしても前傾姿勢になるようにデザインされているスキー靴の歩きにくさには参りました。巧みに滑っていた人も、一度スキー板を外すと、カックンカックンと歩いていて、その様子を可笑しく眺めておりましたが、そういう私の歩き方こそ最も滑稽だったでしょう。海中では水かき、雪上ではスキー靴と板があれば大変スムーズですが、それ以外の場所となると不便以外の何者でもありません。「信仰」という靴も、なかなか歩きにくい、扱いにくく、時に脱ぎ捨てたいと思うものかも。自分の思いに縛られている間は。しかし、「来て、見なさい」と招く神様の愛の中に飛び込んでみる時、その秘めたる力と自由とが存分に発揮されるのですね。

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