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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2015年06月2日


「吹く風を 勿来の関と思えども 道もせに散る 山桜かな」(源義家) 牧師館の庭に咲く草花たちに朝晩容赦なく、それも毎日のように吹きつける激しい風を感じながら、「毎日がペンテコステやなぁ」とぽつり。引越して以来、毎日「強風注意報」が発令されてもおかしくないくらいの厚別の風に驚き続けています。ある方に聞けば「石狩湾低気圧」によるものだとか。この2か月、風のない穏やかな日は稀だったように思います。待ち焦がれていた園庭の桜も、哀れにもあっという間に散ってしまうのでした。「頼む!風よ吹くな!春を楽しませてくれよ」「黙れ、静まれ!」と窓辺で心騒がしておりましたが、翌朝、カーテンを開けると見事な桜吹雪。桜の花びらが庭に積もるほどです。

この風がみ言葉を自由に語らせる聖霊の風ならいいのですが、かえって風音が気になって説教準備がはかどらないという皮肉。桜吹雪は実に見事なものでしたが、冬、本当の吹雪が果たしてどれほどのものなのか、私は無事に生存できるのか、今から戦々恐々としています。

聖霊降臨節は10月中旬まで続きます。1年目の私には毎日が嵐のようでてんてこ舞い。何度も転び、しがみついたり、引っ張ったり、這いつくばったりすることと思いますが、皆様との祈りの輪の中で日々の務めに臨んでいきたいと思います。

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