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>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >からしだね  >2015年05月11日


札幌北光教会に赴任して最初の1ヶ月が過ぎました。4月は、4日(土)立花文子姉、17日(金)丸田禮子姉、22日(水)美甘和哉兄、3名の方々が相次いで召されました。死はすべての人間に定められた厳粛な現実であり、この現実を受け止め、別れを告げていかなければならないご遺族の方々に、キリストの福音によって慰め・希望を語り伝えることはとても緊張し、毎回、自分の牧師としての働きを深く問われている思いがします。

葬儀を慰めの内に終えて、家に帰った時、息子たち3人が眠っていました。「この子たちの今日一日はどんなだっただろうか」、すやすや眠るその寝顔を見ていると、生かされてある一日の何とかけがえのないことか、と思わずにおれません。そしてまた「今日一日を自分は如何に過ごしただろうか」そう振り返ると、本当にいい加減で、愛のない傲慢な過ごし方をしてしまったな、と情けなくなることしばしばです。取り換えることも、取り返すこともできない一日の命を大切に過ごしたいものです。先日、母が手紙に八木重吉の詩を添えてくれました。

「仕事」
 信ずること
 キリストの名を呼ぶこと
 人をゆるし
 出来るかぎり愛すること
 それを私の一番よい仕事としたい

忙しさの中でふと立ち止まらされる詩でした。

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