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日本基督教団 札幌北光教会 日曜礼拝 木曜礼拝 牧師/指方信平、指方愛子

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■大いなる逆転
飼い葉桶に眠る乳飲み子。その場所が意味するのは、この方には生涯を通じて、どこにも場所がなかったということです。また主イエスは言われました。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない」(マタイ8:20)。寝起きするまともな場所がないということではなく、誰にも受け入れられなかった、ということです。そうして仕舞には十字架で抹殺されたのです。そのような方が言われたのでした。「心を騒がせるな、神を信じなさい。そしてわたしをも信じなさい。わたしの父の家には住む所がたくさんある。もしなければあなたがたのために場所を用意しに行くと言ったであろうか。行ってあなたがたのために場所を用意したら、戻ってきて、あなたがたをわたしのもとに迎える」
ここには大いなる立場の逆転があります。本当に居場所を失っているのは誰なのか。主イエスではなく、むしろ、あなたたち自身ではないのか、と。
飼い葉おけに眠る乳飲み子の姿とは、他でもない私たち自身の現実、この世界の現実なのではないでしょうか。互いに奪い合い、壊し合い、排除し合い、そうして互いに心も体も居場所を失い、いつもどこか心騒がしているのでは。

■あなたのために場所を用意する
以前、牧師の代務をさせて頂いた教会は、国立療養所邑久光明園という施設の中にあります。「らい予防法」により強制隔離された人々は、人間としての権利を著しく損なわれました。ある入所者の話です。その方は、故郷の弟のために仕送りし続け、自分自身は靴底が厚紙一枚ほどにすり減るまで使っていたそうです。ある日、弟から手紙が届きました。兄のお陰で新居を建てることができたので、いつかぜひ見に来てほしい」と。その方は、ハンセン病だった自分が行くことで迷惑をかけるのではないかなど随分と悩んだ末、決心し弟宅を訪ねたのでした。ところが、手紙の住所には家など建っていませんでした。実際には、兄の仕送りは、全てギャンブルに費やされていたそうです。この事実を知ったその方は、再び自分の病を呪い、裏切られた悲しみでもはや誰も信頼できない思いに塞がれてしまったそうです。
「あなたのために場所を用意しにいく」主イエスは約束されました。そういわれて実際、行ってみたら何もなかった、裏切られた!と絶望に陥るということがわたしたちにあり得るのでしょうか?いいえ、裏切られた痛みというならば、神様ご自身が、愛する人間から受け続けてこられたのだということを忘れてはなりません。それにも関わらず、神様は、わたしたちの永遠の居場所を備えるために、ご自身の全財産と言える独り子を世に与えて下さいました。到底、道を整えることのできない私たちの道として、主イエスは来られました。十字架の死の出来事には、神様の約束が、決してホラではなく、すべてを捧げた救いの業であるということが証しされています。

■「三位一体」という信仰
16節には、聖霊を与えるとの約束が告げられています。聖書の信仰を総合的に解釈する時、「父・子・聖霊なる三位一体の神」が導き出されますが、神の本質という神秘を、人間が説明することはできません。限りある存在が、限りない方を語ることはできません。しかし、だからこそこう言えるでしょう。「三位一体の神」とは、限りない神の豊かさを言い表している、と。神様は、父なる神においも、キリストにおいても、聖霊においても人に向かいあい、あらゆる次元、あらゆる仕方で、心を尽くして、手を尽くして、愛を尽くし、限りなくわたしたちを愛し極めていてくださるのです。その感謝と賛美が、三位一体という信仰の告白に表わされています。
主イエスは約束されました。「この霊があなたと共におり、これからもあなたの内にいる。」「わたしはあなたがたを孤児にはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。」主の到来を待ち望むアドヴェント、この時をわたしたちは、他人事のようにやり過ごしてはならないでしょう。ほかでもなく、あなたをみつめつつ主が来られる、その愛が今日既に私たちの内には満ち溢れているのです。
教会はアドヴェントから新しい一年の歩みが始まっています。その年の苦労を忘れて再び心騒がせながら生きていくのではなく、その年に主が心尽し、愛を尽くして生きて働かれた御業を忘れず、御手に導かれてある希望に立ち返って歩み出しましょう。

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