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律法の命
「ぶどう園と農夫」のたとえを一つの起点として、主イエスと反対者との問答が交わされます。12章は38節以下、更に13章に至りますと、律法学者への批判はピークに達しているかのようです。ここで一人の律法学者が主イエスに問いました。信仰と生活とに関わるあらゆる掟のうちで何が第一であるか、というものでした。律法学者たる者がそのような問いをするとは如何なることでしょうか。規則厳守が目的化されてしまっているような社会において、根本的に重要な掟とは何か、この律法学者自身が抱いていた疑念がこの素朴な問いに含まれているでしょう。
「第一の掟はこれである。イスラエルよ、聞け。わたしたちの神である主は、唯一の主である。『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の掟はこれである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。
主イエスは、律法というものが、人を束縛するのではなく、その思いと業とを神に向けさせ、また隣人に向けさせていくためのものであることを示されました。人を神の子として輝かせ、豊かにし、それぞれの務めへと遣わし、神の前に造り上げていくためのものであると。

もはや質問するものはいなかった
神を愛し、隣人を愛すること、「この二つにまさる掟はない」と断言したことで、もはや、あえて質問する者はいませんでした。なんの質問もなかったとは、どういうことでしょうか。彼らは主イエスの熱弁に、至極納得して質問が浮かばなかったのでしょうか。いいえ、もはやこれ以上、質問する「必要がなかった」のです。主イエスを狙う人々は、ここで決定的な口実を得たのです。すなわち、「この二つにまさる掟はない」と断言した事が、他の何百という掟を反故にした、蔑ろにしたとすることもできるからです。これを言質とすれば、もはやあえて質問する必要などなかったのです。

だからこそ、それは命がけの教え
「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くしてあなたの神である主を愛せよ、そして隣人を自分のように愛せよ。この二つにまさる掟はほかにない」。この言葉は、主イエスの死を決定づけた言葉だと言って言い過ぎではないと思うのです。そして言い換えれば、これは、主イエスが命を掛けて、全存在を注いで告げられた言葉なのだということです。更に言えば、受肉した神の言葉としての主イエスの歩みは全て、このことを告げるものだったのです。「あなたは心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くし神と共に生きてゆけ!隣人と共に生きてゆけ!隣人を生かし、だからこそ自分も生かされる、その道を絶えず追い求めてゆけ!」

最大の罪と罰を担われて
この世の法や掟を原則とすれば、「違反すれば罰がある」ものです。であれば、「最も重要な掟」に対しては、最大の罰が伴うことになるでしょう。神を愛さない(愛せない)、隣人を愛さない(愛せない)その現実に伴う裁きは最も大きいのです。わたしたちは着実にその現実を生きてしまっている者です。しかし、その私たちが、今日、自分が神の子として愛されていることを信じ、神の子として祈り、礼拝することができるのは、ただ主イエス・キリストが十字架において、その裁きを担って下さったからです。神が、心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして独り子を世に与えて下さったからです。それゆえに「あなたは神の国から遠くない」との主の言葉は、今日、私たちにも向けられているのです。

消えることのない道標 十字架
神を愛し、隣人を自分のように愛せよ。いついかなる状況においても、神と共に生きていること、生きていくこと。そして隣人がここにいるという事実に、心を尽くし、力を尽くし、愛を尽くしていくこと、このことが後にも先も最も重要な事として一日一日の中に告げられています。一体、わたしたちは何度この掟に躓かねばならないことでしょう。しかし、この掟には、もはや裁きは伴いません。主イエスの死、そして復活の現実によって根底から支えられている時、この掟は、赦され担われた者としての、そして新たに主によって遣わされたものとしての道しるべです。
この8月に改めて平和を考えて歩んできた私たちです。わたしたちには敵を生み出す心があります。自分が正義になってしまう心があります。それを越えていく勇気の源は、この十字架です。パウロが言いました。「キリストはわたしたちの平和であります。二つのものを一つにし、ご自分の肉において敵意という隔ての壁を取り壊し、規則と戒律ずくめの律法を廃棄されました。こうしてキリストは双方をご自分において一人の新しい人に作り上げ」て下さる。(エフェソ2章14,15節)。互いに新しい人へ造り上げられていく、出発地点としての主イエス・キリストを確かめ、ここから歩み出していきましょう。

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