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主イエスは、洗礼者ヨハネから洗礼を受けられました。それは偶然の出来事ではありません。福音書が、旧約聖書の言葉を引用している箇所は少なくありませんが、イザヤ書に苦難の僕として「53:12…罪人のひとりに数えられたからだ…」と記されています。主イエスは罪人の一人として、私たちと同じ地平に立たれ、その群れに入って来られました。そのとき、「10…天が裂けて」霊が鳩のように降ったとあります。これも、イザヤ書に「63:19…どうか、天を裂いて降ってください」との祈りが記されています。それに応えて、神は驚くべきことをなさいました。父なる神が愛するわがひとり子をご自分から引き裂いて、この世へとお送り下さったのです。つまり、神が救いようのない絶望的なこの世と和解するためにご自分の命を裂かれたのです

「鳩」は、ノアの箱舟の物語に出てきます。全地が洪水で滅んだとき、鳩がオリーブの若葉をくわえて戻ってきて、新しい創造の世界があることを教えてくれた場面です。鳩やオリーブは神の平和の象徴です。つまり、神の平和をこの地上にもたらしてくださったのです。そしてその宣教がまもなく始まろうとしております。神と断絶しているこの世、それだけではなく人間同士が断絶し傷つき痛みが絶えないのです。
しかし、主イエスはその底知れない傷を癒やすため、和解への足跡を残してくださいました。そして私たちに、その足跡をたどって歩むべき道を示されました。私たちは、その主の恵みに与っています。それ故、大きな働きでなくても、極近くのところで、平和の光を灯す事が許されているのです。鳩のように下ってきた霊がまさしくそのように働く歩みを強め、また押し出してくださる力となってくださいます。

私たちの周りには実に様々な事件が起こり、様々な人たちの命が危機にさらされています。最近あまり知らされていませんが、若者の社会の危機的状況が今も深刻です。それは、薬物汚染や自殺、そして殺人にまで及んでいます。そのための救済活動をされている水谷修さんは、著書「夜回り先生」でこのように書いておりました。自分を犠牲にしてまでなぜ夜回りをするのですか、との質問に答えた箇所です。『理由を聞かれていつもこう答える。「子どもたちが心配だから。」でも本当は違う。私はいつも子どもとの出会いを求めている。私も寂しいからだ。…12年間私は夜の街を歩き続けた。目をうつろにした子ども、闇の中へ沈んでいく子ども、傷だらけの子どもを見た。…しかし、夜回りによって救われたのは私自身だ。夜の街で苦しんでいる子どもたちから、私は生きていることの素晴らしさ、誰かのために何かできることの喜びを教わった。』そのような命の危機と接している子どもたちの生の現場から伝わってくる命の鼓動が、夜の街へと足を向けているのだと、改めて知らされました。そして、そのような子どもたちを、真に回復へと導くものは人間としてのもっともっと深い根本的なところだ、と語っておりました。しかし、そのようになってしまったのは、決して子供たちだけの責任ではありません。社会的な責任が、行政を含めて、私たち大人にあるのです。
社会が暗闇のようになり、病んでいる原因は人間の根本的な部分に存在している、と水谷先生も指摘されました。しかし、その根本的な癒やしは、人間の業では不可能なのです。

そのために、主イエスはそのように病んで苦しんでいる人たちのただ中に来て下さいました。そして霊的な力を注がれ、一つひとつその業を担うため、私たちを招いておられます。天が裂けて、霊が鳩のようにご自分に降って来るのをご覧になられた、その霊こそが、人間の最も深い傷を癒してくださるのではないでしょうか。
そしてそのような、病んで苦しんでいる人たちのただ中に主イエスは入って来られ、その人と友になり、神の福音を告げ知らせ、生きる勇気を与えられました。それだけではありません。癒やされた人たちは、平和に向かう人へと新しく変えられて歩み出したのです。まさに暗闇のようなところにイエスは平和の光をともして下さったのです。そして、私たち人間にあなたは何を見つめて進むのか、大切なものは何なのかを知る知恵と勇気を与えてくださったのです。
主イエスの足跡に従う私たちは、その同伴者として招かれた者たちです。私たちは特別なことはできないかも知れません。しかし、悩みと苦しみの人たちと共にあろうとするとき、私たちも、主の「愛する子」であり、また「心に適う者」なのです。

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