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預言書であるイザヤ書が書かれた背景には、バビロン捕囚というユダヤ人の歴史の中で大きな衝撃を与える出来事がありました。バビロン帝国の支配によって国がどんどん弱くなっていく、自分たちの希望が少しずつ消えていく、絶望がゆっくりと近づいてくる日々を、イスラエルの民は感じていました。その状況の中で、イザヤ書には神様が実現される出来事、真の希望が書かれています。
そして、この49章7節では、神様による選びが語られていました。その対象は、7節にあるように、「人に侮られ、国々に忌むべき者とされ、支配者らの僕とされた者」たちでした。異国の地で差別を受けていた人々、強大な国々が並ぶ中で衰退していくイスラエルの民をこそ、神様が選び出すといいます。

それでは、預言書というものは、バビロン捕囚当時のイスラエルの民だけのものなのでしょうか。そうではありません。預言は、わたしたちにも語られています。語られたのではなく、今もなお語られている神様の言葉です。
聖書におけるヘブライ語では、動詞は完了形(すでに起こった)と未完了形(現在継続して起こっている)だけです。しかしながら、過去の表現である完了形でさえも、未来のことを言い表すとされます。矛盾するようですけれども、しかし、永遠を支配する神様の業は必ず実現するのであれば、言い換えれば、神様の業は必ず完了するのであれば、それは神様のゆるぎない約束の言葉です。だから預言は、現在の世界中の人々にも自分のこととして語られているのです。

ところで、札幌北光教会では、今年も収穫感謝日に、北海道で採れた野菜を、福島県の会津放射能情報センターへ送りました。福島は今もなお、大地から、海から、安心して食物や水を得られる環境ではありません。そして、放射能によって、身を打たれ続けている人々が、そこにはいらっしゃいます。わたしたち人間は、収穫の喜びを共に分かち合う、祈りによって常に覚えることしかできません。しかし神様が、預言を実現させてくださるのならば、汚染された大地と海を回復させてくださること、そこから豊かな食糧や水を獲得できること、そして体を傷つける放射能が消え去ることが、9節の後半から10節の預言と重なるでしょうか。
そして、今年の漢字が発表されました。今年は、「北」でした。この漢字になった理由のひとつが、北朝鮮のミサイル実験でした。世界は今もなお、武力による脅しと屈服という名の、偽りの平和の中に囚われています。ミサイルがいつ町中へ飛んでくるのか、テストミサイルが落ちてこないか、その心配にさらされています。しかし、南の沖縄ではアメリカの兵器の部品がすでに、保育園と小学校に落ちてきています。子ども達やそこではたらいている人々がいる中に落ちてきました。さらには、駐留している米兵による被害事件が後を絶えません。「平和の為に」、その言葉の下でいのちを蔑ろにされている人々がいるのです。

すると、真の平和を実現させる人は、神様が選び出した人のように、支配下にあることをひしひしと、痛みを抱えながら実感している人なのではないでしょうか。そして、痛みを与えている側、抑圧している側が、あえいでいる人々へ目を注ぎ、寄り添う政治を為して初めて、神様の平和に参与できるのではないでしょうか。
巨大な帝国バビロンから解放される預言は実現しました。しかしバビロンという名に象徴される、人の目には見えない邪悪な存在からの解放は未だ為されていません。つまり、わたしたちは未だ捕囚の中なのだということです。捕囚は、英語でEXILEといいます。世界は目には見えないバビロンによるEXILEの状態です。2017年の最後を飾るのが、いまだに平和が訪れない世の中です。しかし、預言の言葉は現在も継続しています。永遠を支配される神様が、休まずにはたらかれているからです。そして最も偉大な希望は、救い主イエスは、世の権力に対して力なき人々の救い主でもあるということです。武力や戦争の中に神様はいません。むしろ、神様を忘れた人々による大きな過ちです。その過ちから立ち帰らせるためにも、力の中で苦しむ人々を神様は選び出されるのです。イエス様が十字架刑に架かった姿は、まさに世の力によって弱くされた人々の姿そのもので、「この人たちに目を留めよ」、と力強い御言葉が顕れています。預言の只中にあることが忘れ去られないためにも、札幌の地から平和の福音を伝えていきましょう。

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