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手紙の著者は、1節で信仰の態度について述べています。そしてどのような態度を持つべきか、2つのことが挙げられています。まず一つ目は、望んでいる事柄を確信すること、とあります。ギリシャ語を直訳すると、「希望される事柄の本質」と言えます。受け身の表現なのは、私たちが欲しているとか、望んでいないとかには関係なく、神様がすでに未来に備えてくださっている希望だからです。私たち人間はそれをただただ受け取る側に立つしかありません。
そして著者は2つ目について次のように言います。「見えない事実を確認すること」。ここでも、直訳すると、「見られていない事実の確かな証拠」と言えます。先程の希望される事柄のように、「私たちの側」が見えていないことが重要なのではなくて、「神様の側」が人の目に明らかにしていない事実ということです。

希望される事柄の「本質」と、見られていない「事実」の両者は、永遠の救いが実現すること、つまり、神の国の到来のことです。著者は、未だにこの世界に永遠の救いが実現していないことを認識していました。しかし、永遠の救いは必ず実現するという確信を持っていました。なぜそこまで言い切れるのか、その根拠こそが、手紙の著者にとっての、イエス様がこの世に来られた意味でした。著者は、イエス様がこの地上で生き、多くの苦しみと共に死なれた理由を、神様への従順の故だと言っています(5章7節〜10節)。そして救い主に従順であるすべての人々にとっての、永遠の救いの源になったのだと続けます。イエス様の十字架は、手紙の著者にとって、救いの約束がいっそうはっきりと示されたものにほかなりませんでした。神様の御心を表したのがイエス様であるならば、人間の救いという唯一つの目的のみを貫徹してこの世を支配してきた神様にイエス様だけが従順であったことは、イエス様の生も死も神様の約束の表れであったということです。信仰者の態度とは、その約束を途中で破ることのない、初志貫徹する神様への信頼です。たとえ自分が生きている間に救いが実現しなくても、今現在は神の国を見ることが出来なくても、神様の側が救いを目に見える形で、将来実現させることに変わりはなく、人間の側の思いや考えを取り去ること、神様の御心にのみ思いを馳せることが、信仰者の態度といえるのではないでしょうか。

そして3節の言葉は、神様への絶対的な信頼を別の角度で言っています。神様が世界を創ったこと、そして、創った後も神様は創造者としての責任をとり続けていること。つまり、この世界で私たちの目に見えていること、世界中で起きる出来事のすべては神様から生じているということです。世界にあるすべてのものは神様のものですから、それを神様は思いのままに用います。そして、神様がこの世界を支配していないと見える、思える場合でも、変わらずに神様の支配があるということです。
手紙の著者は、自分たちが神様への信頼を失わずに生きる模範を、旧約聖書の登場人物たちに見出します。旧約聖書には、イスラエルの民への救済の歴史が記されています。さらに、先祖たちの罪について隠すことなく綴られています。その理由は、人間の罪深さを忘れないためであり、それに加えて、人間が決して償いきることのできない罪を、神様も共に責任を負ってくださることも伝えようとしているからです。
旧約聖書に登場する人々は、見習うべき信仰をもちながらも、神様の前で過ちを犯す、私たちと変わらない人間として生きたことを、伝えています。私たちは救いに与る上で、善行を積むことはできないのかもしれません。ただ私たちが積むことができるのは、罪だけなのかもしれません。しかし、罪とは、神様との関係性の中で明らかになるものです。つまり、それが罪であると知ることができるのは、罪ではない道を示す神様がいるからこそ可能になることです。私たちが善い行いをするときとは、神様に罪を赦されたことへの喜びを伴う応答にほかなりません。

手紙の著者は、信仰の先達たちの歩みを39節と40節で締めくくります。今となっては、手紙の著者も約束されたものを手に入れなかった人々になりましたが、救いの約束は破られていません。私たちも、罪を赦され、神様へと信頼を寄せる者の一人として、新しい信仰の物語を描いていきましょう。約束の日がいつなのか、人間は知ることができません。しかし確かなことは、あなたは、一秒たりとも、神様から見放されてはいないということです。

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