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創世記の最後を飾るヨセフは、旧約・新約聖書の物語の中でも最も波乱万丈な生涯を送った一人です。彼は、自分が結わえている束の周りに、兄たちが結わえた束がひれ伏す夢(創世記37章7節)と、太陽と月と十一の星がひれ伏している夢(37章9節)を見ました。ヨセフは見た夢を兄たちや父ヤコブに語ります。兄たちとヤコブはヨセフを叱りますが、ヤコブ自身もかつて夢を通して神様に語られたことがあったので、ヨセフの見た夢も神様の何らかの知らせかもしれない、と心に留めたのでした。

そしてある日、ヨセフは、兄たちによって、水を溜めておく穴に投げ込まれます。ヨセフは人買いによって見つけられた後、エジプトへ売られました。

ヨセフは紆余曲折を経て、宮殿の責任者となりました。数年後、エジプトに食糧を求めに来た兄弟たちは、宮殿のヨセフに、最初はヨセフ気付かず、食糧を分けてもらうよう、跪いて嘆願しました。ヨセフはこの状況から、兄たちが作っていた束が、自分が作った束にひれ伏すという夢を思い出したのです。

そうして、兄たちと父ヤコブとの再会、そしてヤコブの死を経て、ヨセフは今一度、兄たちとの間にある過去と向き合うことになりました。兄たちは過去にヨセフに対して行った過ちを、父親のメッセージとともに謝罪しました。ヨセフはここで、太陽と月(両親)と星(兄たち)がひれ伏す夢を思い出しました。自分の人生を大きく歪めた兄弟が謝りにやって来る。その時、果たして彼らの罪と咎を赦せるのだろうかと。ヨセフは故郷を離れて、エジプトでの生活を送り始めて長い時が過ぎていました。彼はその間に起こったすべての出来事の一つ一つが、兄たちが自分に対して行った悪を、神様がすべて善に変えるためになさったことなのだと悟り、兄たちに赦しと和解の言葉をかけたのです。

ヨセフが上り詰めたエジプトでの地位は、望んで手に入れたものではありませんでした。本来ならば彼は、父親、兄弟たちと、羊を飼いながら穏やかに暮らしていたかもしれません。それが、青年の頃に兄たちによって人生を大きく狂わされ、その結果、得た地位でした。ヨセフは、エジプトで過ごす中で、少しずつ、時間をかけて、自分の身に起こった出来事のひとつひとつを受け入れていったのです。

このヨセフの長い歩みを読んでいますと、私は、辛い出来事そのものを神様からの恵みだ、プレゼントだと、答えをすぐに出さなくてもいいのではないかと思います。しんどいときはしんどい、痛い時は痛い、悲しい時は悲しい、腹が立つときは腹が立つと、素直に自分の苦しさをさらけ出してもいいと思います。自分の苦しみは誰かの苦しみと比べなくてもいいのです。たとえ比べる相手が、十字架の上で殺されたイエス様であっても。しんどい気持ちに優劣はないし、その気持ちは嘘も偽りもない、本物なのですから。いつまで続くか分からない苦しみので、できることは、まずはしんどさを包み隠さずに神様へさらけ出すことではないでしょうか。その後で、神様から与えられるその苦しみの答えを受け止める心構えをしておくことが、次の段階で出来ることであると思います。

私たちは、神さまから与えられた人生を歩む中で、様々な苦難や悲しみに直面します。どうして、私をこんな目に遭わせるのですか、なぜ、今なのですかと、神様に対して、出来事の理不尽さを問わずにはいられない状況に立つことがあるかもしれません。しかし、ますぐに意味を捜し出そうとしなくてもいいと思います。自分の心の中身と向き合って、神様にすべてを明け渡してから、意味を捜していけばよいのだと思います。神様は、永遠に生きておられる方です。常に私たち一人一人を見守って、あらかじめ用意しておいた出来事の意味を、いつの日か見いだせることを待っておられる方です。応えい歩みは平坦で楽なものではないのかもしれません。しかし、それだけ苦労を重ねて見つけた答えだからこそ、答えに至るまでに神様が愛をもって守り導いてくれたことこそが、本物の恵ではないでしょうか。

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