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主イエス・キリストが、安息日に会堂に入られ、癒しを行われました。それを待ち受けていた人たちがいます。主イエスを陥れようとするファリサイ派の人たちです。彼らは、常日頃から主イエスを告発する口実を得ようとしていたので格好の機会です。この安息日に、しかも会堂で癒しのわざを行わせようと仕向けるのです。彼らの関心事は「一人の傷み」ではなく、主イエスの「律法違反」だったのです。なんと醜悪な期待でしょうか。

本来、安息日を守りなさいとの教えは、言わば「働き(働かせ)続けないで、仕事を休みなさい」という、言わば労働基本法のようなものです。創世記に記されている神の天地創造に習って、人間も6日間働いたら労働を一旦中断し、休息を取るべきだというこの規定は、「聖日の礼拝を厳守するために仕事を休め」という内容ではなく、むしろあらゆる「厳守」とか「すべきである」といったものから解放されることが意義であったと考えても良いでしょう。しかしこの安息日規定は律法を守らせる側の都合によって変えられていきました。いかに正しい教えであっても、その「正しい」ことが「ねばならない」という強制に変わっていき、自分の正しさの吹聴、自分を義とする表現の手段、さらには人を裁くことを目的としたものになっていくということが起こります。出エジプト記23章の「7日目には、仕事をやめねばならない。」という箇所、そして律法主義的な色彩が強まっていった31章の「だれでも安息日を汚す者は必ず死刑に処せられる。」という箇所に至る流れのなかで、もうそれは本当の「安息日」ではなくなってしまったのでした。

安息日に癒しを行うことの是非を質問した、主イエスを訴えようとする人たちへの主イエスの問いかけは、「あなたたちのうち、だれか羊を1匹持っていて、それが安息日に穴に落ちた場合、手で引き上げてやらない者がいるだろうか」でした。ルカによる福音書の関連記事でも「自分の息子か牛が井戸に落ちたら、安息日だからといって、すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか」とあります。実はこれらの問いかけに対しては充分反論することができるのです。「羊が穴に落ちた・子どもが井戸に落ちた」というのは緊急事態だからです。しかしここに出てくる手の萎えた人は、長い間、あるいは生まれた時からこの状態が続いていたのでしょうから、萎えた手を癒すことは緊急事態の対応ではありません。なにもわざわざ安息日でなくてもよかったのです。しかし主イエスは、敢えてここで、この時に癒しを行うことによって、人々のなかに根付いている問題の本質を明らかにされるのです。それは、一体何が最も優先されるべき事柄なのかということです。人々は「穴に落ちた羊や人を助けることは緊急事態だから、安息日といえども許される。」と思ったことでしょう。しかし、裏を返せば、緊急でない場合には、この世の習慣とか自分の理屈に捕らわれて、あるいは最優先にされて、一番大切なものが見失われたり、後回しになったりされているということです。

主イエス・キリストは、安息日であるかどうかということとは全く関係なく人を癒されました。出会ったときに直ちに行動されるキリストの姿が描き出されています。そしてキリストはその出来事を公のものとされます。密かな出来事に終わらせないのです。傷みを持った人を「真ん中に立たせて」癒しのわざを行われたことが強調されています。キリストの癒しに「慣れた」人たち(わたしたち)に、改めて何を見つめていくか、本当に大切なことは何であるかを主イエスは指し示されます。「手を伸ばしなさい」。

この出来事の中のどこにわたしたちは立っているでしょうか。自分を殺そうとして挑発する人たちに囲まれようとも、断固として主イエスは直ちに目前の人の傷みに応えられます。主にとっては御自身の命にも増して、傷む人の癒しが最優先なのです。癒しを行おうとする主イエスに手を差し伸べられた人の、何と強く愛されていることでしょう。そして主の差し伸べる手に応えて、安息日にもかかわらず萎えた手を主に差し出した手の萎えた人の、主に信頼して委ねる思いの何と強いことでしょう。わたしたちの立つべき所はここです。断固たる主イエスの愛に応えましょう。わたしたちは愛され過ぎるほどに主に愛されています。そしてわたしたちは、遠慮なく、臆することなく、その愛に応えていいのです。

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