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「あなたはメシア、生ける神の子です。」ペトロこの信仰告白は、いわば人類史上初の信仰告白と言えるでしょう。しかし、実は人類よりも先に、イエスは神の子だと「告白」したものがいるのです。サタンです。サタンは、荒れ野でイエスを誘惑した時に繰り返し言いました。「お前が神の子なら…」。あるいは別の箇所で、悪霊が言いました。「神の子、かまわないでくれ。」人間よりも先にサタンや悪霊といった存在の方が、神の子・イエスを認識していました。いや、ここで立派に信仰告白するペトロの中にもサタンが潜んでいるのです。この場面の直後で「サタン、引き下がれ!」と主イエスから一喝されている通りです。そして、ペトロはこの後「イエスなど知らない」と呪いの言葉さえ口にしながら主を否んだのでした。そんなペトロの姿は、わたしたちすべての人間の代表です。私たちの内にもサタンが潜んでいると言わねばならないでしょう。すべての人が主イエスを否み、裏切り、離れ去る可能性を秘めていることを完全否定はできないのです。

サタンとは何者か。実態の掴めない不気味な印象です。そしてその実態を掴めないというところにこそ、その本質があると言えるでしょう。巧みに近づいては、神の愛から私たちを引き離すのです。神の愛、赦しという明瞭な現実を曖昧模糊としてしまう、信仰の内実を骨抜きにし、それでいてなお居心地良くさせることができるのです。

立派に信仰告白するペトロ、その中に、主イエスはサタンの息づかいを見ておられます。脆くも挫折していくペトロがイエスには見えている。しかし、それでも主イエスは、こう言って下さっているのです。「あなたにこのことを現わしたのは、人間ではなく、私の天の父なのだ」。主イエスは、ペトロの中にサタンと共に、いやサタンを覆い尽くす天の父の御業を認めて下さっているのです。神様は、私たちの表も裏も、光も陰も十分ご承知でありながら、それでも「あなたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたを選んだ」と眼差して下さる方です。その一貫した愛と赦しのまなざしの中で私は覚えられている、これ以上の幸いはありません。

わたしたちは、おそらく誰一人として神様に「どんな時も、あなたに従います」「決してつまずきません」と告白することはできませんし、そのように取り繕う必要もありません。ただ神が「わたしがあなたを選んだのだ」と言って、わたしに繋がっていて下さる、その一つの恵みの現実に、心からひとこと感謝を捧げていく者でありたい。

さて、主イエスはペトロに言いました。「わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは天上でもつながれる。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる」(19節)。天国の扉を開閉する裁量権がペトロに与えられたかのようですが、そういう話ではないでしょう。天国の鍵とは何でしょうか。それは福音という、永遠の命に至るための「鍵となる言葉」まさしく「キーワード」です。福音というキーワードを授かった、託されたのです。これを告げ広めよとの宣教の使命を与えられたということです。

札幌北光教会は、119年間何をしてきたのか、それは実に多様のようでありながら、しかしただキリストの福音の中を共に生き、またこれを告げ広めるということです。「イエスなど知らぬ」と言い、挫折したあのペトロ、「岩」と呼ばれながらも脆くも砕けた一つの石ころが、しかしそこから公然と福音を語り始めたように、ここから120年目の一歩を踏み始めていく時、私たち一人ひとりも、「わたしがあなたを選んだ」と呼ばれているものとして、一つの石ころとして、また主によって組み立てられる岩として豊かに用いられていきたいと思います。

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