札幌 納骨堂 札幌市中央区 貸し会議室 納骨堂/クリプト北光

日本基督教団 札幌北光教会 日曜礼拝 木曜礼拝 牧師/指方信平、指方愛子

札幌北光教会/トップお問い合わせ
札幌北光教会/トップキリストの招き平和宣言過去の信仰告白オルガン結婚式・葬儀アクセスマップfacebook
教会案内礼拝案内集会案内牧師紹介/説教納骨堂/クリプト北光貸し会議室

>札幌北光教会/トップ  >牧師紹介・説教  >時が良くても悪くても


弟子たちは、自分たちの仲間ではない人間がイエスの名を使って悪霊を追い出しているのを見ます。彼らは止めさせようとするのですが、失敗に終わって男は悪霊払いを続けたようです。それで弟子たちがイエスに言いつけにきたという場面です。

イエスは命令形で「やめさせてはならない」と言いました。つまり「間違っているのは、おまえたちの方だ」と指摘されたのです。そして「あなたがたに逆らわないものは、あなたがたの味方なのである」と言われました。

この箇所の「やめさせてはならない」というのは、実は私たちに向けられているのではないでしょうか。精一杯良いことをしているつもりだけれども、イエスから見たら、きっととんでもなくおかしな、的外れなことをしているのにちがいありません。

天使がイエスに「あんな人に任せておいたらとんでもないことになりますよ。私が行ってやめさせましょうか。」と言うのです。するとイエスは「やめさせてはならない。あれでも、わたしと一緒に歩もうと一生懸命なのだ。それなら私の仲間だ。私の味方だ。」私たちはイエスの赦しの中で愛を生きているのです。

さて、51節からイエスのエルサレムに向かう旅が始まっています。ルカにおいては19章29節でイエスはエルサレムに到着しますので、実に10章にわたってエルサレムへの旅が記されていることになります。この旅のできごとはマルコにはほとんど出てこないまとまりです。こここそ、ルカが書きたかったことの中心だと言っても良いかもしれません。

つまり、「旅」なのです。十字架に向かっていく「旅」にルカの伝えたかった中心があるのだと思います。使徒言行録もパウロの旅が中心になっています。

使徒言行録のパウロの旅を一言で言うとどうなるでしょうか。迫害も、牢獄も、嵐さえも神が用いてパウロをローマへと導いた、ということです。

今日の聖書で、イエスはサマリヤを通過されようとしますが、弟子たちを先にやって、宿泊と食事の場所を確保しようしました。サマリヤはユダヤ人に意味嫌われている土地でしたが、イエスは十字架に向かう途中で、そのサマリヤでも神のことを語ろうとしたのです。

ところがそんなイエスの思いをサマリア人は理解しません。理解しないばかりか、イエスを追い出してしまうのです。十字架に向かおうとするイエスを追い出してしまうのです。それも相当侮辱的な追い出し方をされたに違いありません。だからヤコブとヨハネは最大限の侮辱を持って、サマリヤを批判し、復讐したいとまでいうのですから、腹に据えかねる出来事があったのでしょう。

ところがイエスはわざわざ彼らの方を振り向いて戒められます。彼らを叱られたのです。そればかりではありません、あの良きサマリヤ人の話…ルカではこの直後にイエスが話されたということになっています。つまりイエスはサマリヤ人に相当ひどく侮辱されて、村を追い出されてしまうのだけれども、その直後に、良きサマリヤ人の話をしたというのです。歓迎されなくても、侮辱されても、イエスのサマリアに対する態度は変わらなかったのです。

我々は人間を見るのです。人間に歓迎されることを望むのです。そして歓迎されなければ、怒り、泣き、叫び、恨み、復讐を企てるのです。ところが私たちは旅人なのです。神に国を目指して生きている旅人なのです。私たちが見つめるべきは、人ではなく、神ご自身です。そして神は嵐をも用いて、あるいは人の悪意や策略さえ用いて、旅路を導かれる方なのです。

イエスはそれを知っています。イエスはその方にゆだねています。だから、歓迎されなくとも、愛をもって旅を続けていくのです。

使徒言行録8章5節〜25節を見ると、エルサレムで迫害を受けたキリスト者たちはサマリヤに逃れます。そして、そこで受け入れられ、成功を収めたのです。なぜ、キリスト教はサマリヤで受けいられたのだろうか…ルカは、そう考えたに違いありません。そして、イエスが最初にサマリヤを通ったときに、屈辱的に追い出されたことを知ります。けれども、それでもイエスはサマリヤを愛し続けたこと、良きサマリヤ人の話をしたこと、そんなことを知って、ルカは、時が良くても悪くても、神を見上げて歩み続けたイエスの旅があったから、キリスト教はサマリヤで受け入れられたことを知ったのです。屈辱をも神が用いて下さったのです。

前のページに戻る

お問い合わせ北光幼稚園

個人情報保護方針について