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ここに12年間出血の止まらない病で悩まされた女の人がいます。彼女の生活について聖書は「医者に全財産を使い果たしたが、だれからも治してもらえない」と紹介しています。律法は出血を汚れていると解釈し、彼女と交際する人も汚れるとみなされていたはずです。(レビ記15章25節以下)つまり12年間彼女は友人を失ったし、また家族とも隔離されてきたということです。

あとでイエスが「娘よ」と呼びかけるのですから、この人はまだ若い女性ではないかと想像できますから、「青春」の期間を独りで生きてきたことになります。治療が受けられること自体は、当時の社会では一定の財産を持っていたということですが、みんながよってたかってこの女性の財産を食い物にし、ついにこの女性は財産を使い果たしてしまったのです。

健康を失い、友人を失い、家族を失い、財産を失った彼女が、群衆に取り囲まれているイエスのもとに行きます。彼女はこのイエスにかけようと決心したのです。

この人はイエスの後ろから近づいていき、群衆に紛れ込んで、後ろからイエスの服の房に触れたのです。

「衣の房」を考えます。昔のイスラエルの男性は誰でも、飾りふさが四隅についた長四角い上着(ヘブル語でタリート)、長辺3mを超える長い長方形のウールの重い衣を日常着ていました。今でいうショールのようなものです。タリートには四隅の長い房があります。「ふさ」と言われているのは、ヘブライ語ではツィツィヨット(複数形、単数形はツィツィート)と呼ばれた物です。

「群衆に紛れ込んで」彼女にとってはこれがどんなに勇気のいる行為だったか想像できるでしょうか。彼女はもっとも不幸な女つまりもっとも罪深い女とみなされている人間でした。そんな状態では人間は誰にも会いたくないでしょう。だから人が集まるところに行くことをさけていたはずです。その彼女が群集の中に出ていったのです。見栄も恨みも、恥も、全てを捨てて、ただイエスへの期待を持ってイエスのそばに行くのです。

しかし彼女はイエスの正面には立てません。後ろからイエスの衣の房に触れるのです。すると彼女はたちまちに癒されたのです。

イエスは誰かが信仰を持って自分に触れたことを感じました。彼の周りに大勢の人がいたでしょう。そうして大勢の人が彼に触れていたことでしょう。しかし、大勢いた群集の中にたったひとり自分への信仰を持って、全てを託して房に触れたものがいたことを感じました。

イエスは「わたしに触れたのは誰か」と尋ねられました。注目してください。私の服ではなくて、私に触れたのは誰かと尋ねたのです。ここには人格的な出会いがあったのです。彼女はおそれおののきながら、イエスの前に出て今までの経過を語りました。

イエスは、最後の力を振り絞って、後ろからみ衣の房にそっと触れた行為を「あなたの信仰」と呼んでくださったのです。そしてそれゆえに「救う」と宣言してくださるのです。この女性の信仰はけっして大上段にかざし、真っ正面から切り込んでいくような信仰ではありません。行為としては後ろからそっとみ衣の房に触れるような、ほんの小さなものに過ぎないかもしれません。けれども、イエスはその女性の切なる祈りをみてくださり、「あなたの信仰があなたを救った」と言ってくださるのです。

私たちも、神の正面に立てない時があるかも知れません。けれども、後ろからでも、顔を隠してでも、イエスのみ衣の房に触れたいのです。神が愛してくださっているということを唯一のより所として、祈りつつ歩んでいきましょう。イエスは「あなたの信仰があなたを救った」と私たちを支えてくださるに違いありません。

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